試験前日は試験本番のためのコンディション作りが優先
長きに渡る勉強の成果が試される本試験前日ともなれば、いやがおうにも緊張は高まるでしょう。
試験前日で重要の重要な役割は、試験本番を良いコンディションで迎えるための準備です。
本試験は午前中ですから、試験当日に朝早く起きられるように試験前日から早起きして、夜良い睡眠が取れるように備えましょう。
なお、前日は緊張のあまり眠れないということもあるかもしれませんが、ほとんど一睡もできずに合格を勝ち取る方も多くいます。
どうしても眠れなければ、「眠れたかどうかくらいは合否には影響しない。」と腹を決めて、目をつぶって横になるだけでも十分休息になります。
また、前日の学習は試験本番に疲れを残さないようにほどほどして夕方には切り上げるか、何もしないくらいでもかまわないでしょう。
試験会場が遠いようであれば、前日は会場近くのホテルなどに宿泊するのもいいでしょう。
当日の朝にもし交通トラブルなどがあれば、試験が始まる前に余計なストレスがかかってしまいます。
なお、例年4月には受験案内が出て受験会場が分かりますので、試験が近づいてきたら一度会場を訪れて下見をしておけば安心です。
場合によっては乗換案内などの通りに乗り換えがスムーズにいかない場合もありますし、会場を訪れることでモチベーションも上がることでしょう。
試験当日はやるべきことを事前に決めておく
本試験当日は試験そのものに集中するために、やるべきことは全て事前に決めておきましょう。
本試験当日の服装や当日の昼食、使う鉛筆や消しゴムまで、事前に全て決めて当日のささいな迷いや無駄もなくしましょう。
なお、服装や食事は普段通りのものにするのが良いでしょう。
いわゆる勝負服のような格好をしたり、普段食べ慣れないようなものをゲン担ぎで食べたりしても緊張が増したり、お腹が痛くなったりとろくなことがないでしょう(笑)
試験当日の心構え
何の緊張も無く試験に臨める人はまずいないでしょう。
いるとすれば、ハナから合格する気の無いお試し受験や、記念受験の受験生だけです。
緊張するということは、今まで真剣に司法書士試験の勉強をしてきたことの証でもあるのですから、「緊張しているのは自分だけではない、他の受験生も同じこと。」と思い気持ちを落ち着けましょう。
試験中に難問にあたっても、それは等しく他の受験生も苦しんでいる問題です。
やるべきことは、今まで何度も模擬試験や答練で練習してきた、方法をそのまま今日も実践することだけです。
その上で,とにかく最後まで諦めない心で試験時間を最後まで使い切ってください。
もし、午前の部の手応えが最悪だったとしても頭を切り替えて午後の部に集中です。
毎年、そのように感じながら実際には合格している方は多くいます。
準備は悲観的に、行動は楽観的に
孫子の兵法書には
「将、吾が計を聴きて之を用うれば、必ず勝たん」
という言葉があります。
時間をかけて、さまざまなリスクを想定しながら準備をしていれば目標は達成できるというほどの意味です。
司法書士試験という戦いも同じことです。
計画した学習をやり切り、細かい点まで準備を怠らずに本番に挑むことができれば、試験本番でも必ず実力を発揮することができるでしょう。
ぜひこの記事を参考に司法書士試験合格という栄光を勝ち取ってくださいね!