直前期の過ごし方が司法書士試験合格への最後の決め手
どんな資格試験であれ、「直前期」といわれる時期の過ごし方は、試験の合否に大きな影響を及ぼします。
直前期とは、頭の中にバラバラにため込んだ知識を、このような場合にはこの知識、あのような場合にはあの知識というように、いつでもきちんと取り出せるように整理整頓するための時期です。
そのことを理解して直前期にするべき勉強を行わないままに本試験に突入してしまうのは危険です。
司法書士試験の直前期はおおむね4月~6月
司法書士試験の場合であれば、「直前期」とは4月から6月のことを指すのが一般的なようです。
司法書士の試験に必要な知識を総ざらいして整頓するためには、このくらいの期間が必要となるからです。
試験範囲全体の知識の精度を高めるために、なるべく短期間で全11科目をバランス良く学習し、遅くとも6月2週目までには全科目最後の1周を行うようにしてください。
直前期の学習の主役もテキストと過去問
テキストには今までの書き込みも含め、学習してきた内容のエッセンスが凝縮されています。
この段階であればかなりの速さで読めるはずなので、新しい知識は無理に入れずにに知識の確認程度でいいので、読み返しを行いましょう。
過去問はすでに2回以上はまわしているはずです。
すでに完全に身についていると思える「○」レベルの問題は手をつけず、いままでに何度やっても正解できなかった「×」レベルの問題と、知識があやふやな「△」レベルの問題に絞って復習し、ひとつでも多く「○」レベルの問題を作りましょう。
6月は本試験シュミレーションも行う
6月に入ったら、ぜひ行いたいのが本試験の最終シュミレーションです。
いくら試験に合格できるレベルの知識があっても、本番で時間切れになってしまっては意味がありません。
働いている方であれば、時間の取れる休日は資格スクールの等練問題や過去の本試験問題を使い、本試験の時間通りに問題演習をできれば試験までに2~3回はして、時間配分を体に覚え込ませましょう。
司法書士試験直前期の勉強法まとめ
司法書士試験の直前期の勉強法は、ここまで見てきたように学習すべき範囲を絞り込み、手を広げずになるべく短期間で繰り返し知識の確認を行うことにつきます。
また、直前期ともなれば合格に必要な知識が頭にあふれ返り、知識同士が混同してしまうことも珍しくありません。
そんなときは、どの知識とどの知識が混ざってしまうのかをノートにまとめおけば、逆に鮮明に頭に残り、整理ができるでしょう。
直前期は長い勉強生活で身につけた知識を、本試験で使える実用的な武器に研ぎ澄ます最後の詰めの大切な期間です。
ぜひ、この記事を参考に合格を勝ち取ってください!